まずは分解




「エレコムのTK-UP-01」をバラすと、こんな具合になってます。

キーボードボディー
2つ分の「0」の下には、2つの穴が!

他の大きめのキーも同じですが、2つ分のサイズの「0」キーのところには、通常サイズのキーと同じ穴が2個開いてます。つまり通常サイズのキーがここに付けられるってことですな。

ゴムのシート
ゴムのシートも、「0」のところは通常キーのイボが2つ。

このゴムシートのイボイボが、キーを押し上げる仕掛けになっているわけですが、ここでも「0」のとこには、通常のキーと同じイボが2つ並んでいます。

メンブレンシート
更にココも。

これは、電極が印刷?されているメンブレンシート。マジック(正確にはマッキー^^;)で印が付けてあるところが、本家のコンマと、「2の下」。
ここも電極こそありませんが、シートの構成は他とまったく同じです。

ですので、この「2の下」の部分に電極になるものをつけて、制御回路に接続してやれば、キーとして使えるって訳ですな。

メンブレンシートの構造
参考までに。

このメンブレンシートは3枚で構成されていて、2枚の電極の印刷されているシートの間に、穴の開いたシートが挟まっています。通常はこの穴の開いたシートの厚みで電極が離れていますが、キーが押されることによって電極が接触します。
画像中の左のシートが表シート(キー側)、右が裏シートです。

そんで、シートの厚みを測ってみると....

シートの厚み
電極のないところは0.1ミリ。

電極の厚み
電極のある部分は0.11ミリになっていますので、電極自体は0.01ミリになりますね。

この位の厚みで、電極になりそうなものって言うと......

アルミ箔
コレです。

ただのアルミ箔、台所にあるヤツね。
厚みが端と中程でバラつきがありますが、概ね0.01ミリぐらいです。
まさにうってつけ。これをちょうど良い形状に切り出してスプレーのりで貼り付けて電極にするわけです。



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